2006年09月27日
ポストハーベスト農薬って何?
「食の安全を考える会」で興味深いキーワードを見つけました。
作物収穫後に、害虫駆除・カビ防止などの目的使用される農薬があり、それを「ポストハーベスト農薬」というらしい。
まず日本ではその使用は禁止されている。
ただし厳密には、日本では収穫のために使用するのが農薬で、収穫後に農薬が使用されることはないというのを前提にしている。
したがって現状、日本では、ポストハーベスト農薬は“農薬”として改めて定義するのではなく“食品添加物”として見なされています。もちろんアメリカからの貿易圧力の影響だと容易に推定できます。
早速この件をあちこち調べてみました。その中で特にジャガイモが大きな影響を受けていることがわかりましたので、報告します。

例えば、クロロプロファムは、日本では除草剤として登録されている農薬です。
この薬品はアメリカ・カナダ・オランダ他の国では、ポストハーベスト農薬として、ジャガイモの発芽防止目的で一般に使用されているのです。
具体的には収穫したジャガイモ(フレンチフライドポテトやポテトチップなどの加工用ジャガイモ)を倉庫に貯蔵する段階で、霧状にしてジャガイモに直接噴霧して使用しています。
これを輸入している日本はどう対応しているのか???
まず加工段階で使用されている“農薬等”は“食品添加物”とみなされ、農薬取締法で規制できません。
つまり、使用はOK。
さらにこれらの国から輸入されているジャガイモ加工製品には当然この農薬が検出されます。
日本ではもともと残留基準値0.05ppmであったものが、アメリカなどからの圧力により1995年のWTO協定の「衛生植物検疫の措置に関する協定」(SPS協定)締結に乗じて1000倍の50ppmに基準値が大幅UP。
しかもこれはジャガイモだけで、他のイモや野菜には適応されていません(基準値0.05ppmのまま)。これにより、海外の農薬入りのジャガイモが安全な食品と認められ堂々と日本市場に登場しているわけです。
しかも、クロロプロファムは欧米人が通常の食生活において最も大量に摂取する化学合成薬品の一つであり、健康への懸念から残留基準値の見直しが進められており、すでに米国の環境保護庁では30ppm,欧州連合では10ppmへの低下が答申されているらしい。
勝手に日本の基準を引き上げておいて、自分は引き下げていくなんて・・・。こんなのアリ??[:えぐ:]
日本人は欧米人の家畜でもモルモットでもないっ!
ちなみに日本においては現状、基準値の再度見直しの動きはないとのことです。
自給率の低下は、いざというときに食料がない、ということと、平時でも海外からの農薬づけの食品を摂取するしかない、という二重の危険性を孕んでいます。
(ウィキペディア参照)
byコバヤシ
やっぱり基準って、みんなが納得するものにしょうよ、って思った方はクリックを御願いします。
- by goqu
- at 22:58


comments
基準も大事だけれど、前提が不思議なものが多いですよね~
今回ならば、「日本では収穫のために使用するのが農薬」
でも、収穫後に使用している薬品も農薬なわけで・・・
前提っていうか、定義っていうか・・・
「えっ(x_x) ☆\( ̄ ̄*)バシッ!?」
っていうものが多すぎです。
多分、日本は、農業生産物については地域で(or自国内で)で消費していたので、船等でエンヤコラと何週間もかけて輸送することがなかった。
一方で保存食については、漬物とか納豆とか自然の力としての発酵等を利用したものを開発していますし、収穫後に農薬をかけるなんてことを指向していないわけだから、それを想定していないのも無理はないカナと思います。
ただし、海外の農産物を輸入する状況に変わって、ポストハーベスト農薬の存在が分かった段階で、直ちに農薬の範疇を広げることが必要というのはいうまでもありません。
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結局、食料を自給できないということに大きな弱点があると思います。
船で、長時間かけて運搬する農産物は、保存が前提となるわけですから。
食の安全にとって地産地消にまさるものはないのかもしれません。
当会HPをご利用いただき、ありがとうございます。
ポストハーベスト農薬については食品と暮らしの安全基金(旧日本子孫基金)が取材した「ポストハーベスト農薬汚染2」という貴重なビデオがあります。実際に使われる現場を撮影した驚愕のビデオです。もしまだなら、ぜひ一度ご覧ください!
http://www.tabemono.info/shuppan/video-dvd.html
食の安全を考える会 野本