2006年11月11日
「クリーン開発メカニズム(CDM)制度」は、新たな市場の創出策に過ぎない
「クリーン開発メカニズム(CDM)制度」が再度、俄かに取り沙汰されている。
> 廃棄物の海洋投棄について定めたロンドン条約に基づく議定書の締約国会議が2日(日本時間3日)、英国のロンドンで開かれ、海底下の地中(海底下地層)に投棄可能な廃棄物に二酸化炭素(CO2)を追加する議案を採択した。CO2を地中に封じ込めて固定化する技術が国際法上、利用可能となる。政府は来年の通常国会に関係法令の改正案を提出する。
CO2の地中固定化技術は国内外で研究・開発が進み、本格的に普及すれば、大気中に放出されるCO2を大幅に削減できると期待されている。しかし、地中からの「漏れ」や、それによる生態系への影響など、安全性の評価を中心に不明な点も多く、慎重な議論を求める声も強い。
6日にナイロビで開幕する京都議定書第2回締約国会議(COP/MOP2)でも議論される見通し。地中投棄した分をCO2の削減とみなし、クリーン開発メカニズム(CDM)などの国際的な排出権取引の中で認めるかどうかが焦点となっている。【山本建】(毎日新聞 2006年11月3日) →リンク
*ロンドン条約→リンク
日本国内では、それに先駆けて
> 小池百合子環境相は12日、地球温暖化対策として二酸化炭素(CO2)を海底下の地中(海底下地層)に投棄し貯留する技術について、利用のあり方と海洋環境への影響防止を中央環境審議会(中環審)に諮問した。中環審の答申を経て、環境省は来年の通常国会に、海底地中貯留が可能となるよう関係法令の改正案を提出する。【江口一】(毎日新聞 2006年9月13日) →リンク
と用意周到の構えである。二酸化炭素の海底・地中貯留技術(CCS)の概要は下図の通り。

CO2の地中貯留については、地殻変動で地表に漏れ出す可能性や、地中の微生物の生態系に影響を及ぼす懸念がある。しかし、それ以上に問題なのは、化石燃料の大量消費社会を容認することになりかねないことである。
「クリーン開発メカニズム(CDM)制度」は、省エネ政策に対立し、新たな市場創出の言い訳・免罪符に過ぎない、と云える。そもそも、地球温暖化問題の事実究明をないがしろにした「制度」など、なんら意味を成さない。先ずは、その探索から始めたい。
===◆「地球温暖化問題」に関する「るいネット」の情報◆===
★15902 地球温暖化CO2説以外の学説
├●111181 地球温暖化問題のウソ1
│└●127063 地球温暖化:気温上昇がC02濃度の変化に先行している事実
├●88210 市場の目先収束先としての環境問題
├●84736 3年経っても解明されない「温暖化」の原因
│└●126854 地球の温暖化の周期
└●84682 「地球温暖化の原因はCO2にあり」を斬る
============◆サイト情報◆============
●地球温暖化問題の歪曲 2005年8月27日 田中 宇
●京都議定書とはどういうものか? 名古屋大学 武田邦彦
●二酸化炭素地球温暖化脅威説批判 近藤 邦明
●CO2温暖化脅威説は世紀の暴論
-寒冷化と経済行為による森林と農地の喪失こそ大問題-
1998.12.22 名城大学商学部 槌田 敦
by びん
- by member
- at 05:34



comments
「クリーン開発メカニズム(CDM)制度」は私も同じ理由で大反対です。
二酸化炭素(CO2)を海底下の地中(海底下地層)に投棄し貯留する事は、非常に愚かな方法だと思います。その理由も[びん]氏のおっしゃている理由にさらに2つ追加させて頂くと、
Ⅰ.そのための施設建設、および設備稼働後に多大なエネルギーを使い、さらにCO2排出をするだけでなく他の廃棄物等も増えるという、今の日本の愚かなゴミ行政のステレオタイプに似ています。
Ⅱ.元素としてのOを大量にCO2の状態にしておくべきではないと考えます。(この考えの詳しくは、私のブログで近くアップします)
この問題については、自分のブログ≪雑草の言葉≫でも取り上げようと思っていたところですので、TBさせて戴いて、さらに私の持論を展開させて戴きます。
PS
≪自然の摂理から環境を考える≫は、ブログと言う範疇以上にしっかり環境問題を扱っていて素晴らしいと思います。自分でブログをやっているとあまり他を訪れている余裕はないのですか、このサイトだけはこれから毎日のように訪問させて戴くだけでなく、過去の記事も徐々にチェックさせて戴こうと考えています。自分が取り上げようとしていた内容も色々先を越されてしまっているようです(笑)。何人ぐらいの方がおかきになっているのでしょうか?
はじめまして・・・・・
大気を汚しておいて、海を汚しておいて、また、海の地下をも汚して、どこまで人類は、傲慢なのか?考えさせられます。私たちの生活のあり方、お金の使い方、生き方を根本から揺るがすことになりかねないです。科学技術はなんのためにあるのか?はっきりいって疑問です。
海洋投棄問題は、CO2だけでなく、不用品や廃棄物も行われているようで、海の中心から汚染されていることが、気になります。
コメント頂き有り難うございました。カメレスですいません!
>雑草さん
「雑草の言葉」←:http://zassou322006.blog74.fc2.com/ ざっと、拝見させていただきました。
とても充実していて、一気には読み切れないほどですので、ちょくちょくお邪魔させていただきます。テーマがかぶるようでしたら、是非一緒に問題追求の輪に入っていただきたいです。
当ブログの仲間で頻繁に投稿しているのは、10人ぐらいのメンバーでしょうか? 席を置いているのは、もっと居るはずなんですが・・・(苦笑)
>こんさん
確かに地球全体の物質循環という視点からすると、命の源の「海」の汚染は、由々しき問題だと思います。懐の深い「海」の許容力にいつまでも甘えておれない閾値に達しつつあると思います。自然の摂理を超えた人類の営為に、何らかの施策を講ずるために、ご一緒に問題の核心部分を追求していけたらいいのですが・・・。今後とも、よろしくお願いします。
CDM制度、この記事で初めて知りましたが、技術的なことはよくわからないのですが、なんだが、ものすご~くヤバそうな気がします!!
廃棄物で海を埋め立て、今度はCO2を海底に埋め立てるって、海の生態系とか、地球環境は大丈夫??
結局、この人達がいっているCO2の根本問題って何も変わらないんじゃ?!
事実を追求しようとしない、目先の対応で大丈夫なはずがな~い!!