2006年11月29日
「資源=物」ではなく「資源=エントロピーの低さ」
リサイクル‥‥「資源の有効利用、および環境汚染防止のために廃物を原料として再生し、利用すること」(Yahoo!!辞書より引用)
この解説に関して、どう思いますか
何の違和感も感じない人が多いのではないでしょうか
「地球の為にリサイクルは必要だ」と思っている人がほとんどなのではないでしょうか
ところが実は、、、これは大きな間違いなのです
リサイクルを行なった場合と、行なわない場合を比較すると、行なった場合の方が資源の浪費や環境汚染につながっていることが多いのです。
つまり、「リサイクル」の意味とは全くの逆!!なぜこのようなズレ(勘違い)が生じてしまうのだろうか
これは、みんなが「資源」の意味を勘違いしていることが原因なのです
資源=物ではないのです
「
どういうこと
」
「資源=物」ではなく「資源=エントロピーの低さ」なのです。
「‥‥エントロピーって何?」という人の為に簡単に説明します。
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熱力学の第二法則(エントロピーの法則)について
物質とエネルギーは使用可能なものから使用不可能なものへ、秩序化されたものから無秩序化されたものに変化し、決して逆戻りさせられない。
つまり、物質、エネルギーは循環する中で、使用可能なもの(低エントロピー)から使用不可能なもの(高エントロピー)へと流れていく。一旦、エントロピーが高い状態になってしまうと、低い状態へ戻す事は不可能ということである。
「エントロピー=使い物にならない度合いの高さ」と言い換えると分かりやすいと思います。
例えば、石油は、様々なエネルギー源として「使用できる」ので、エントロピーは低いということです。しかし、使ってしまうと排熱と化してしまい、「使用不可能なもの」つまりエントロピーが高くなってしまうということです。(お分かり頂けたでしょうか
)
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ここでリサイクルの話に戻りますが、「リサイクル」とはエントロピーの高い状態から低い状態に戻すこと、つまり、熱力学の第二法則という自然の法則に反した行為なのです。通常では不可能なことなのですが、科学技術の進歩がそれを可能にしてしまったのです。科学技術で無理矢理、逆の流れを作っているということなのです。
「何が問題なの
」
と思ってしまう人もいるかもしれませんが、実はここに大きな勘違いが隠されているのです
(以下連山より引用) ペットボトルをリサイクルすると、そのままごみとして捨てた場合と比べて、3倍から10倍のごみが出る。使用済みのペットボトルは汚れており、それを洗浄し、工場まで運搬し、再加工し、店舗まで運搬する間に、リサイクルは多くのエネルギーを消費し、廃熱や排ガスもごみのうちに含めるなら、大量のごみを出していることになる。自治体などがやっている牛乳パックのリサイクルも環境を破壊している。牛乳パックの両側には、ポリエチレンがラミレートされており、これをはがすために処理場で大量の石油と化学薬品が使われている。もちろん、輸送のためにもエネルギーが使われる。消耗品だけでなく、建物、機械装置、器具備品、車両運搬具なども劣化し、少しずつごみになっていく。
(引用終わり)
確かにペットボトルや牛乳パックの原料にのみ注目すると、その原料を再「利用」しているのだから、エントロピーは低くなっています。しかし、それらのエントロピーを低くするために、洗浄したり、工場を作ったり、搬送したりして、石油を大量に使用しているのです。要するに他のエントロピーをかなり高めているということです。相対的に見ると、このエントロピーの上昇が非常に大きいということなのです。
正に「木を見て森を見ず」とはこのことだと思います
「資源=物」と捉えると、リサイクルによってペットボトルや牛乳パックは、半永久的に使用でき、(ペットボトル、牛乳パックの)資源の有効活用はできています。しかし、実際、相対的に見ると地球全体のエントロピーは高くなっています。つまり「資源=エントロピーの低さ」という視点で捉えると、このリサイクル行為は資源の有効利用はできていないということなのです
みんな「資源=物」と思い込んでいることが、勘違いそのものなのです。個々の製品は半永久的に使用できていても、その裏で、地球のエントロピーはどんどん高まっているのです
地球環境を考えていく上では、まず「資源=物」から「資源=エントロピーの低さ」という発想の転換が不可欠なのです。
(次回に続く)
- by member
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comments
私も、同様の理由で工業的リサイクルには反対です。リサイクルに限らず、今の環境技術は、エントロピーの法則を無視した環境破壊をより大きくする似非技術だらけです。
環境問題は、もっとエントロピーを中心に考えるべきです。
ただ
>「リサイクル」とはエントロピーの高い状態から低い状態に戻すこと、つまり、熱力学の第二法則という自然の法則に反した行為なのです。
というのは表現的には、あっていません。エントロピーの法則には反していません。エントロピーの法則はそういう行為が、周りの環境により高いエントロピーを排出すると言うことです。リサイクルのほうが大量のエントロピーを発生すると言うこともエントロピーの法則から帰着出来ることです。生物の存在も周りに高エントロピーを放出してエントロピーが高くならずに生命活動を維持しているわけです。
地球は物質については孤立系ですが、エネルギーについては開放系で、増えたエントロピーを熱エネルギーとして宇宙に放出しているのです。
引用先の「連山」を読ませて戴きましたが、賛同出来る部分も多いけれど、間違っている部分もあるように感じます。「経済のエントロピー」の定義に関してはかなり無理があると思います。現在の社会で経済コストと環境コストは、大きなずれがあります。
兎も角おっしゃるように、「資源=エントロピーの低さ」という認識は非常に大切ですね。
リサイクルが資源の有効活用にならないなんて?!
今まで、せっせと自治体の決まりに従って、ペットボトルと新聞紙と空き缶は分けて出していました。それ以外にも決められてもいないのに、紙パックをスーパーのリサイクルボックスに出してました!!
でも確かに、リサイクルをするためには、新たに工場を作り、機械を動かすために燃料を使い、普通に作る以上に工程を増やして・・・環境負荷が高いですよね。
リサイクルに出せば、OKって思ってる人多いのではないでしょうか?
ペットボトルも牛乳パックもトレーも空き缶もリサイクルできるんやったら、問題ないのかもーって思ってた(*゜ロ゜)ノミ☆(;>_ 再利用するためにエネルギーを沢山使っている!リサイクルが環境を破壊しているとは!!
良く考えたら分かることだったけれど、自然の摂理に逆らい続けたままで、環境を良くするなんて…出来ないんだぁー|||(-_-;)||||||