2006年12月07日
ごみ焼却施設の余熱利用ってどうなん?
ごみ焼却施設の余熱利用って、どきどき耳にしますが、
これは、ごみの焼却に伴なって必然的に発生する熱を有効回収して、発電したり、温水を供給したりして、資源の節約や、CO2の排出削減にも貢献するということですが、本当に良いこと?
㈱日報のホームページによると、
全国のごみ焼却施設1374件のうち、余熱利用をしている施設の数は、992件(約70%)
発電施設は、281件で、総発電電力量は、約197万世帯分相当。
ごみ発電、余熱利用をもっと増やすべき、より効率の高い余熱利用設備を導入していくべきと言うことらしいのですが、これって、ちょっとおかしい。
ごみをどう減らすか、生活をどう見直すのか、を追求することが本質のはずなのに、余熱利用をクローズアップすることで、ごみの排出(焼却処理を)を正当化していないか?
しかも、発電設備は、一般の火力発電に比べて、効率は低いし、温水等の利用も、そのために施設をつくったようなもので、もともと必要なものなのか疑問?
誰か、詳しい方教えてください。
by 長谷
- by naganobu
- at 22:27

comments
いわゆる『新エネ特措法』というやつの賜物です。これは、ヨーロッパのドイツとかデンマークの「RPS法」(自然エネルギー普及のための優遇制度)という制度を真似した制度です。
はじめの”R”は更新性エネルギー」(renewable energy)の頭文字で、ヨーロッパでは風力とか太陽エネルギーのような「自然エネルギー」を差すのですが、日本では、そこに「ゴミ発電」を無理やり入れてしまったのです。その結果、ゴミ発電のほうが太陽光発電や風力発電よりも設備投資のイニシャルコストが掛からないので、自然エネルギーは伸びずにゴミ発電ばかり伸びてしまったのです。
ゴミの減量をしたくない産業界から、法律をつくる政府に対して圧力がかかったということでしょう。
だから、『世界最悪のRPS法』と言われています。
(でも、こんなことで負けてしまう風力発電や太陽光発電も、大して能率はよくなく、実は設備の為の資源の無駄遣いでは?と疑います。)
兎も角、経済成長のための似非環境対策の一環ですね。