2007年04月14日
エネルギー枯渇は市場の問題なのでは?
エネルギー(主に化石燃料、特に石油)は約半世紀で枯渇するとの話もありますが・・・
「しかし主要な化石燃料は、今後の約半世紀で枯渇すると言われています。
資料によると、石油が40.5年、天然ガスがとなっています。」
石油については通説として「有機成因説」とするものが主流で、エネルギー枯渇についての問題はかなり以前から言われてきています。
しかし最近登場した「無機成因説」(2003年 コーネル大学のトマス・ゴールド教授)も読んでみるとあながちありえない話ではなさそうです。
重要なエネルギーである石油が、半世紀で枯渇するのか、はたまた無尽蔵とは言わずとももっと貯蔵があるのか? 確かに気になる問題ではありますね。
しかし石油が有限・無限に関わらず、現実としては世界需要の増加に伴い、生産量も増加している傾向が続いています。
そしてその結果、環境破壊を生じさせていることも事実です。
問題の根底はエネルギーの枯渇とは別の、市場・消費を優先するが為のエネルギー利用の問題なのでは?・・・・
以下に世界地域別石油消費量のグラフを掲示します。
図1 国・地域別石油消費量の推移

図3 一次エネルギー供給構成(2004年)

引用:石油情報センター(http://oil-info.ieej.or.jp/cgi-bin/topframemake.cgi?ParaSession=OW2)
石油は各国とも主要なエネルギーになっているのは間違いありません。
消費量でみると、2004年版でアメリカが世界の25.4%、次いで中国の8.3%、日本の6.5%となっています。需要の増加に伴い、生産量も前年比0.8%の微増となっています。
特に増加傾向が見られるのは、アジア・太平洋沿岸の各国(中国・アジア・アメリカ)であり、世界の30%を占め、アメリカ・中国など市場の影響が如実に表れています。一方ヨーロッパ諸国ではやや減少傾向がみられる。
中国などに顕著に見られるとおり、市場経済を優先するということは、生産・流通・消費の高まりを招き、結果エネルギー消費は増加していきます。その意識背景には地球上の化石燃料の枯渇よりも自国の市場経済の上昇が最優先されていきます。
市場・経済優先のなかでは、エネルギー枯渇の問題とは全く関係なく、逆にエネルギー消費量は増え、結果環境問題が生じている。
どうやら、エネルギー枯渇問題とは市場を背景にした問題があるようです。
by ケリ太
- by kaz-tana
- at 21:06


ぽちっと
comments
>市場・経済優先のなかでは、エネルギー枯渇の問題とは全く関係なく、逆にエネルギー消費量は増え、結果環境問題が生じている。
>どうやら、エネルギー枯渇問題とは市場を背景にした問題があるようです。
もう少し論点を鮮明にした方がいいと思います。
環境問題は過剰消費の問題であり、石油はその消費を根底から支えるものです。
だから、石油のまつわる課題は、
①過剰消費を維持するために石油をどう確保する?
②過剰消費をどう押さえる?
という2つに分かれます。
そのうち、①だけに注目しているのが、石油枯渇問題です。そしてこれは国家間私権闘争の位相にあります。
つまり、自国を有利するための闘争です。これが行き過ぎると戦争になります。
そして、本当の課題は②にあります。これは、自然科学の問題ではなく、社会科学の領域の問題です。
その位相は、(国際)社会をどう統合するか?という、人類的課題の位相にあります。
この位相差を常に意識してないと、枝葉末節の似非自然科学論に終始する危険があります。
問題は枯渇する40年先のある瞬間ではありません。
石油の需要を供給が賄いきれなくなる瞬間に、問題は生じます。
これがピークオイル(石油資源の限界)論です。40年先に枯渇が起こるのなら、その数十年前に生産量ピークが起こります。
「ん! -ピークオイル時代を語ろう-」
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