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2007年05月02日

遺伝子組み換え作物の問題とは(2)

遺伝子組み換え作物の問題とは(1)
に引き続きいて・・・


異種の遺伝子(以下、外来遺伝子と呼びます)を作物(宿主)に組み込む方法は幾つかあります。 『遺伝子組み替え食品・何が問題か』河田昌東氏の論説を借りながら、簡単に整理してみたいと思います。



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外来遺伝子を宿主に組み込む方法には、

「アグロバクテリウム法」
感染遺伝子(プラスミド・ウィルス・トランスポゾン・コスミド)に外来遺伝子をセットし組込む。

「エレクトポーション法」
電気ショックで宿主の細胞に穴を空け、遺伝子を組み込む

「パーティクル・ガン法」
微小な空気銃で遺伝子を宿主に打ち込む

の方法があり、この中でも感染遺伝子(プラスミド)を利用したアグロバクテリウム法がよく利用されています。

m134 では感染遺伝子による遺伝子組み換えとは何なのか?


殆どの遺伝子は同じ塩基配列をもったDNAが組み合わさってできていますが、少ない確率で大部分の塩基配列が違っていてもその遺伝子を取り込み、あたかも元の遺伝子の一部であったがごとくに複製・増殖する「非相同組み換え」というものがあります。GM作物はこの「非相同組み換え」を利用した方法です。

しかし非相同体組み換えの多くは、自然界ではマイナス要因として排除、修復され不活性化します。故に、GM作物においても、外来遺伝子を単に宿主に植え込むだけでは不活性化し、期待するような働きは発揮しません。
そこで考えられたのが「組み換え体の選択」です。


組み替え体の選択を簡単に手順化すると、

1、組み込む外来遺伝子を別の生物の遺伝子から切断分離。
2、分離した外来遺伝子PCR法などで増殖
3、プラズミド(大腸菌の抗生物質耐性遺伝子)に組み込んで大腸菌内で増殖。
4、抗生物質耐性遺伝子と一体化した外来遺伝子を宿主生物の遺伝子に組み込む
5、その際、宿主の培地にたっぷりの抗生物質をいれておけば、抗生物質耐性物質と結合された外来遺伝子だけは生き残り、他の細胞は死亡。
6、数十万個の細胞から数個の組み換え体細胞を効率的に選別。

という流れです。
つまり、埋め込みたい外来遺伝子を、抗生物質に強い遺伝子に育て上げ、その一方で埋め込まれる宿主には抗生物質を投与し外来遺伝子に有利な環境に仕立て上げる。そうやって、自然界では淘汰されるはずの外来遺伝子が、高濃度の抗生物質という遺伝的圧力の異常な環境下で生き残り、非相同組み換えを促進させる、ということです。

河田氏の言葉に「GM作物とはモンスター生物」とありますが、自然の淘汰圧を飛び越えた、人工のモンスターと云わざるを得ません。


m132 では、そのように抗生物質耐性遺伝子が外来遺伝子とともに組み込まれたGM作物はどのようになるか?

またGM作物を口にする人や家畜、動植物への影響はどうなるのか?
生態系のバランスは?

また、ターミネーターテクノロジーなど、アメリカ支配の実態はどうなっているのか?


などなどを次回探ってみたいと思います。

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