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2007年05月21日

天ぷら油のリサイクル?

最近、バイオエタノールを次代の燃料にしようと、各方面で躍起になっている人が多いようです。


とうもろこしやサトウキビを原料にしているとのことですが、よく考えてみると、私たちは、ほかにも食物からとれる油を日々利用しています。そうです、サラダ油てんぷら油です。
一般的には、ゴマ、大豆、ヒマワリの種、トウモロコシ、オリーブ、米ぬかなどから採られる植物油が原料となり、精製して不純物を取り除かれたものが、サラダ油と天ぷら油となります。


サラダ油や天ぷら油も火がつけば燃える。


「天ぷらやフライを揚げた後の油を再利用したほうが環境に優しいんじゃないか!」


と思いネットを調べてみたところ、面白いことをしているガソリンスタンド屋を見つけました。


どうやら家庭や事業所からでる使用済みの天ぷら油(廃食油)を回収し、それを精製して燃料(「バイオディーゼル」)として売っているらしいです。

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続きはクリックしてからご覧下さい。

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天ぷら油のリサイクルを行なっているのは、滋賀県豊郷町にある「油藤商事」(リンク)という田舎町の一ガソリンスタンド。自前で精製機を持ち、利用者はガソリンを入れるついでに家から出た天ぷら油を持って行き、回収してもらいます。


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イラスト:カトウミヨコ


今では、ヤマト運輸や松下電器産業といった大企業との提携も始まっているようです。
なぜ、ヤマト運輸かと言うと、宅配するついでに天ぷら油を回収できる、つまり広大な宅配網を、天ぷら油回収網として利用できるからです。
なぜ、松下電器産業かと言うと、松下電工、パナホームなど系列会社を含むの社内食堂から大量の廃食油が出るからだそうです。


たしかに、


車は燃料補給のためにガソリンスタンドに行かざるを得ない。
宅配屋はモノを届けるために家庭や事業所に行かざるを得ない。
食堂は料理をするために天ぷら油を使わざるを得ない。


「~せざるを得ない」


のコラボレーションにより実現したシステムで、今後もいろんなパターン、いろんな企業との提携が考えられます。
たしかにバイオエタノールよりは可能性ありなのかもしれません。


しかし、何かもやもやします。これで環境問題が解決するとは到底思えません。
いったい何故なんだろうか?
それもそのはず、


本来は、工業生産やその基盤条件となっている市場の問題に入ることによってしか、環境問題は解決しない。 リンク


このシステムが広まったからといって、環境問題の本質である「大量消費」を見直そうという気運は広まらないからです。目先の対処療法だけでは不十分、更なる方法を模索していかないと、環境問題の本質は解決しないのだと思います。


by:磯貝朋広

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ガソリンスタンドが、単なる市場での儲けを超えたところで、地域密着の組織として復活。なんか空き瓶の廃品回収をしていた米屋さんを思い出します。きっと地元の人からの感謝と評価で、社長さんは充足しているのだと思います。

このような視点から見ると、巨大資本に牛耳られた利益第一主義から、かつて存在した、人々の生きる場を自ら築いていくという時代への回帰または転換という意味で、新しさを感じます。

  • Honda 2007年06月03日 16:25
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