2008年08月21日
人がエネルギーを使わず生きていた時代?!
こんばんは、かっし~です
お盆に、初めて1人で飛行機
に乗り、友達と北海道に行ってきました
北海道満喫!!と思いきや、思いがけないところで、エネルギー問題の話に
Kちゃんの最近の関心事はエネルギー問題
現在では、お肉や野菜を育てて食卓に並ぶまで、大量のエネルギーが使われていること
ほぼ放置の家庭菜園をやっているKちゃんは、そのことに何かおかしいと感じていました
普段そんな話したことなかったのに、やはり、こうやって、人々の中の問題意識が高まってきているんですね
現代の私たちの生活が、大量の化石エネルギー消費
に支えられていることは、このブログでも、色々記事に扱ってきました
今回は、そこからさらに1歩踏み込んだ、追求をしてみたいと思います
私たちは1人あたり、一体いくらのエネルギーを使って生きているのか?過去は、一体どうだったのか?
過去と現代での暮らしはどう変わったのか?
これらの内容について、石川英輔著『江戸と現代0と10万キロカロリーの世界』(2006年、講談社)で面白い追求がなされていたので、紹介していきたいと思います
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現代は、何をするにも、化石エネルギー(石油・石炭・天然ガス等)を使う時代
日本人は、直接・間接的合わせて、1人あたり10万キロカロリー(重油に換算して約10リットル!!)を消費しています
私たちが毎日食べている農作物ですら、今や化石エネルギーなしでは作れません。極論を言えば、現代人は化石エネルギーで出来ているようなものなのです
遡って見ていくと・・・
現在の約半分
1970年頃(豊かさの実現・貧困消滅の頃)
現在の1/4
1965年頃(高度経済成長中期)
現在の1/10
1955年頃(高度経済成長前夜)
0
明治初期頃(文明開化前)
なぜ、0キロカロリーの時代が存在するのでしょうか?
今の統計では、太陽エネルギーの利用はエネルギー消費に加えないので、同じ基準を適用するなら、太陽エネルギーしか使わなかった江戸時代までの日本は、確かにゼロキロカロリーで暮らしていたのである。
例えば稲作
江戸時代も今も変わらず作られているお米ですが、その中身は大きく異なります
江戸時代
・・・代掻き・田植え・稲刈りなどの作業は全て人の手
当時は化学肥料・農薬などあるわけもなく、肥料は、下肥・灰など、全て自然循環の中で回していました
こららの元手になっていたエネルギーが太陽エネルギー
太陽エネルギーによって、植物は育ち、人間はそれを食べる
ことで、働く動力になります
現代
・・・なんの作業にも、機械を使うため、石油が必要になります
また、化学肥料や農薬は化石エネルギーを元に作られるため、やはりここでも化石エネルギーが必要です
そして、それを管理する人間もまた、こうやって化石エネルギーを大量につぎ込んで作られた食べ物を動力源にしているのです
太陽エネルギーというと、自然の中での生活をイメージしてしまいますが、江戸時代は製造業でも発展した時代であり、今につながるようなあらゆる道具が作られていました
もちろん、竈や蝋燭には火がくべられ、温かいお風呂にも入っていました
(特に同時にの世界的な都市を比べても、江戸は世界最大の都市であり、治安・衛生面でも最も発展していた都市と言われています)
しかし、それらの元になるエネルギーは全て太陽エネルギーによるもの
自然の循環の中に人々の生活も存在していたからこそ、あらゆる道具や火を使った生活でも、0キロカロリーで生活が出来ていたんですね
0キロカロリーの時代というと、極端に感じられるかもしれませんが、ほんの40年ほど前までは、今の半分のエネルギーで生活をしていたわけです
1970年(私はまだ生まれていませんが・・・)ご記憶にある方も多いのではないでしょうか
このころには、冷蔵庫・洗濯機の普及率は90%を超え、掃除機ですら80%近くに達しています
そしてテレビに関して言えば、白黒テレビ
カラーテレビに切替の時期であり、両方の普及率を足せば、120%近くにもなってしまいます
もう、豊かさが実現された1970年以降も、人々は当時の倍のエネルギーを投入してきましたが、それに比例して、倍の豊かさが実現されたのでしょうか
便利なものは増えましたが、無くても生きていけるものばかりがどんどん高性能になり、そのために多くのエネルギーが使われてきました
つまり、費やした倍のエネルギーで実現された豊かさなど、ほんのわずかなということではないでしょうか
- by kasi1106
- at 00:13


comments
>便利なものは増えましたが、無くても生きていけるものばかりがどんどん高性能になり、
そのために多くのエネルギーが使われてきました
↑これ、とっても実感するところです。
無くてもいいのに、『なんかよさそう~☆』って、マスコミetc…を使って思わされると、
ついつい欲しくなっちゃうんですよね(T0T)
そんなのに惑わされないように、『必要なものは何なのか?』きちんと見分けることができるようになるたいです☆
それにしても、『太陽エネルギー』って偉大ですねッ☆+゚
>あこりんさん
コメントありがとうございます♪
本当は、みんな「十分豊かになった」って感じているからこそ、モノが売れなくなる
↓
でも売れないと市場が成り立たない
↓
売るために、マスコミ等を通して、あの手この手が繰広げられている
んでしょうね。
太陽エネルギーの偉大さには、私も驚きました。
今までの人類の歴史の大半が、この太陽エネルギーで支えてもらったようなものです。
その事実を見ようとせず、単に「昔が酷くて、今はいい」というようなことは言えないんじゃないかなって思います
地球は物質に関してはほぼ閉鎖系で、エネルギーに関しては、外部から入ってくるのはほぼ太陽エネルギーだけですから、エントロピーの観点からも、太陽のエネルギー以外のエネルギーの利用は、地球を汚染するだけですね。
太陽のエネルギーは偉大です。・・・だからと言って、太陽光発電や風力発電は(風ももとを辿れば太陽エネルギーですね。)効率も悪いし・・・蓄電装置もエネルギー効率が悪過ぎます・・・人間の技術力は人間が過信するほどの事はありませんね。小規模な水力発電や風力発電なんかはまだ見込みがありそうですが・・・・
やはり太陽のエネルギーの最高の蓄積方法は、光合成でしょう・・・その炭水化物のエネルギーが即ち人力です。
この人力(畜力)以外に有効なエネルギーはないように思います。
人や家畜を使って発電するとかではなくて、直接仕事をすると言う事です。
>今の統計では、太陽エネルギーの利用はエネルギー消費に加えない
と言うのは変な感じが致しますが、要するに再生可能なエネルギーの消費は消費に加えないと言う事でしょう。それはそれで非常に意味のある事ですね。・・・・そう言う意味では、江戸時代のようにゼロカロリーで暮さなければ、社会は持続可能ではありませんね。
望む望まざるにかかわらず、人類社会はこの意味でのゼロカロリーの生活を実現しなければならなくなるでしょう。以前にかっし~さんが研究されていた糞尿の利用(循環)も、ゼロカロリー社会の必要条件ですね。
かっし~さんの考察のように、費やされたエネルギー分だけ幸せにはなり得ませんね。環境を破壊するだけで、かえって人類を不幸にしますね。
現在の世界のエネルギー政策は根本から間違っています。(太陽起源のエネルギーを除いて)ゼロカロリー消費の社会を作らなければならないでしょう。