2008年11月16日
『水資源』の危機!!どうする?コラムその3~共認で成り立つ水利用:岐阜県郡上八幡の水船~
こんにちは、かっし~です
『水資源』の危機シリーズ
楽しんで頂けましたでしょうか
今日は、人々の共認によって、自然の循環の中で今も水が大切に利用されている、日本のある街をご紹介です

その前に、ポチっとお願いします
岐阜県郡上市八幡町(郡上八幡)は、長良川の上流にあり、三方を山に囲まれ、町の至る所に湧水が湧き出た水の町です
郡上八幡は、江戸時代の大火をきっかけに、防水用水・灌漑用水として街中に用水路をめぐらせ、その水を様々な工夫を凝らして利用しています
その1つが、400年以上前から続く、“水舟”システム

用水路から各家庭や共同水場に引き込んだ水は、“水舟”と呼ばれる、上・中・下段の三段方式になっている水槽に注がれます。
上段・・・飲み水
に利用
![]()
中段・・・野菜や果物を洗ったり、冷やしたり
するのに利用
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下段・・・汚れた食器の洗浄
に利用
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落ち水・・・畑仕事で汚れたものを洗う
のに利用
上→中→下→落ち水と、水が段々汚れていくのにつれ、使用方法も変えているんですね
さらに、落ち水は、ご飯粒や食べ残し
を含んでいることも・・・
個人の家では、下の池を作り、そこで鯉や魚を飼い、餌としているところもあります(その魚も後でいただきます
)

こうやってきれいになった水は、水路を通して、川に流れ込み、その水が今度は農業に使われていくのです
また、共同で水舟を利用しているところは、『組』を結成し、維持管理を行っています
「八幡に住む人は、小さい頃から水舟や水路、川などで水に親しみ、誰に教えられることなく、水の大切さや水を使う時のルールを覚えます」と語るのは、8軒で共同の水舟を利用する牧野恵子さん。「水を汚せば、汚れた水が水路や川を流れる様子が見え、みんな心が痛むと思います。この町では、誰かが川や水路に汚水を流したり、ゴミを捨てたら周りがすぐに注意するんですよ。水を汚すのは恥ずかしいことですから」。このように、水はきれいに使うという意識が町中に浸透しています『岐阜県公式ポータルサイト~飛騨・美濃の国ぎふ~』
排水が、みんなの見えるところを通るところもポイントではないでしょうか
(今は、みんな地下の排水管を通るので、どれだけ汚れているかなんで見えないですもんね
)
水は自分だけのものじゃない。さらには、人間だけのものじゃない。
大きな自然循環の中で、その一部を人間が利用させてもらっているもの。
まさに人々の共認あってこそですね
- by kasi1106
- at 00:05



上段・・・飲み水
に利用
中段・・・野菜や果物を洗ったり、冷やしたり
するのに利用
下段・・・汚れた食器の洗浄
に利用
落ち水・・・畑仕事で汚れたものを洗う
のに利用
comments
急峻な地形→降雨→浸透水→湧水という、自然のままの給水システムが成り立っているのですね。 しかも、排水についても下流側への配慮を忘れない心意気は日本ならではですね。
そして、図のなかに小さく描かれている水神が重要ですね。自然の摂理を活用させていただくという感謝の気持ちを共有しているからこそ
何百年も続いていると思います。
読んでいるだけでも、ほっとします。
y.suzukiさん、コメントありがとうございます♪
>そして、図のなかに小さく描かれている水神が重要ですね。自然の摂理を活用させていただくという感謝の気持ちを共有しているからこそ何百年も続いていると思います。
わ、そんな細かいところまで気づいて頂き、ありがとうございます!!全然気づかなかった~!!
自然信仰が根強い、日本ならではですね♪
郡上を何度か訪れたことがあります。
ホントに水がきれいで、サラサラと流れているんです。
どうやって維持しているのかな?と思っていたのですが、それが分かりました!
確かに、「きれいにしましょう!」とかって書き立ててるわけでもないんです。なるほど地域全体の共認で成り立っているからですね。
ホント大切にしている、というのが伝わってくるまちです。
郡上八幡!いつか登場するだろうと思ってました。
20年ぐらい前にこの町の魅力にとり付かれて、毎年のように訪れています。
最近は観光地として知られるようになって、夏の風物詩の郡上踊りにはたくさんの人が訪れるようになりました。
数年前に逢った、郡上八幡を本拠地としている「長良川水系・水を守る会」の会長さんの言葉が耳に残っています。
「この町の踊りの次の朝がいいんですよ。やっぱり観光客が多いとゴミが一杯残っている。それをこの町の人たちは朝早くから出てきて掃除をするんです。で、朝9時ごろにはすっかり元通りにきれいになってる。別にそういう取り決めをしているわけでも、役場が指示しているわけでもないのにみんな自らすすんでやっているんです。そういう事が自然と行われるのがこの町の良さなんです。」
声を出さない普通の人に潜在している気持ちがひとつになったとき町が(世の中が)ホントに変わるんだと思います。
住んでる人みんながそうだから、町も水もいつもきれいだし、旅人にもとってもやさしい町なんですね。
みつこさん、コメントありがとうございます♪
>確かに、「きれいにしましょう!」とかって書き立ててるわけでもないんです。
これ、すごいですね~!!
今は、『○○しましょう』『○○してはダメ』というスローガンのような看板が街中に溢れている時代に、代々その地域の人々の中に、自然と受け継がれてきているんですね♪
finalcutさん、コメントありがとうございます♪
私も以前、TVCMで見て以来、とっても興味のある街だったので、この機会にご紹介出来て嬉しいです☆
finalcutさん、すごいですね!!毎年といいますと、彼是20回?!
私は今回、調べてみて初めて、夜明けまで続く盆踊りのことを知りました。
いろんな面で、元々日本にあった、共認を母胎にした共同体が残っている町なんですね~。ステキな町ですね♪
ぜひ、他にもご存知の事があれば、また教えて下さい☆