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2009年01月03日

食料の輸入が途絶えたらどうなる?part5~肉類~

お正月は美味しいもの食べましたね?ステーキ、豚しゃぶ、、焼き鳥・・・
肉類の輸入が今、途絶えたらどうなるのでしょう?

左が日本の肉類の生産高と消費量の変遷、上から牛、豚、鳥です。右はそれぞれの一人当たり消費量。世界の食糧統計http://worldfood.apionet.or.jp/graph/index.htmlさんから転載させて頂きました。図中の丸印は私の加筆です。
niku007.jpg

1人当たりの消費量の伸びはダントツで牛肉!と想像していたのですが、1970年と現在を比べると牛で2.3倍、豚で2.7倍、鳥はなんと4.3倍。皆さん、月に数回、唐揚げ定食か弁当を食べているんじゃないでしょうか。
(ちなみに鶏肉はブロイラーの統計ですが、地鶏の消費量が3万tに満たないので、そのまま使用しています。)

牛肉は現在7kg/年・人くらいで推移しています。BSEの影響で少し落ち着いたようですね。
この7kgに対して、アメリカは40kg/年・人。桁が違いますね。もっと凄いのがアルゼンチンで70kg/年・人。日本の米の消費量が60kg/年・人ですから、私たちが毎日米を食う以上に牛肉を食っていることになります。(うっぷっっ、、想像するだけで胸が悪くなりますね)

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図中に赤丸印を付けました。日本がほぼ、自給できていた年代です。
鶏肉は77年頃まで自給していますが、牛豚は70年までですね。


食料輸入が制限されるとして、過去日本での生産高ピークまで回復できたらどうなるでしょう?
それを表すのが青丸印です。左列の青丸それぞれが生産高のピークの時期を表します。右列がその生産高を現人口で割り、1人当たりにした時、自給対応できる年代です。
すると、自給可能なのは、牛肉が80年頃、1人5kgです。豚肉が77年頃で12kg、鶏肉が83年頃で10kgです。
どうです?、だいたいバブル前夜の食生活に戻れば食肉畜産の生産は間に合うのです。そんなに無茶じゃありませんよね。


そう、ただし、畜産用飼料は自給できていません。
80年で見ると、飼料用コーン1100万tのほぼ全て、飼料用モロコシ350万tのほぼ全てが輸入です。
農水省も自給率アップ課題の中で自給飼料確保を目標に掲げています。例えば稲を茎葉ごと飼料化する「稲ホールクロップサイレージ」http://http://www.jaccnet.zennoh.or.jp/i81.nsf/0/eb3a1db384ce683049256b9c002594a2?OpenDocumentなどがあります。


飼料作物の問題はありますし、衰退した畜産業を盛り返す必要がありますが、肉類が自給できた80年ごろはどんな世の中だったでしょう?
今とそんなに食生活が変っていたという感覚はありません。
変ったとすれば、小売店や飲食店の形態。当時はまだ個人商店が多かったし、スーパーの冷凍食品、惣菜コーナーも小さかった。つまり、食べるものは同じようなものでも、それを作る人、流通させる人が違っていた。
大量に安価に安全に流通させるために、規格(コストを含めて)から外れる食物が市場から排除されていったということではないでしょうか。


80年ごろの生活に合わせるとしても、さほどダウンサイジングするという感じではありませんよね。
だって、その後すぐに、あの狂気のバブル時代なんですから。
今さら昔には戻れない、というのはウソですね、きっと。

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