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2009年12月22日

バイオマスの可能性~循環型社会の実現に向けて~(1) バイオマスにはどんなものがある? 

 
こんばんは。今回から「バイオマスの可能性~循環型社会の実現に向けて~」と題するシリーズを始めさせていただきます。

私たちは生産活動を行い、その生産物を消費し、また生産過程での発生物等を、廃棄物として排出しながら暮らしています。この廃棄物が有用な生産資源として利用されることが循環型社会にとって不可欠になってくると思います。

このシリーズでは、主に現在の日本におけるバイオマスに関する取り組み内容や今後の循環型社会に向けての課題等について追求、紹介していきたいと考えています。

その第一回目は、バイオマスの概況です。大量に消費し枯渇が危惧される化石燃料資源に代わる資源として、最近バイオマスが注目されていますが、現状は果たしてどうなのでしょうか?
 
 
spe1_ph_01.jpg

農林水産省HP より
 
 
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バイオマスとは、「バイオ」=生物と、「マス」=量、つまり生物量のことですが、転じて生物由来の資源の意として使われており、エネルギーと原料の意味があります。
 
では、バイオマスですが、一体どのような種類があり、どのうように利用されているのでしょうか?
 
まずは、バイオマスの分類から紹介していきます。
 
 
■バイオマスの分類表
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農林水産畜産関連、そして、私達が消費したものなど、結構いろいろありますね。
 
 
px480_02.jpg

BPnet HPより
 
 
 
次に、バイオマスとしての、現在の利用状況を見て生きたいと思います。
 
日本の新エネルギー開発→現状2~3%::::バイオマスエネルギーの可能性>(るいネット) より抜粋引用です。



「国産バイオ燃料の大幅生産拡大」農林水産省(PDF)

を参考にしています。そのうちエタノールで話題になったのが③。
   
まとめると、大きくバイオマスの分類としては、
 
① 廃棄物系バイオマス
② 未利用バイオマス
③ 資源作物
 
の3つに分かれています。
 
 
【2006年のバイオマスの賦存量及び利用率】
 
① 廃棄物系バイオマス 2億9800万トン、利用率は72%
                 (2010年目標80%)
② 未利用バイオマス    1740万トン、利用率は22%
                 (2010年目標25%) 
③ 資源作物       -
  
 
廃棄物系バイオマスと未利用バイオマスの賦存量のうち、未利用部分のエネルギーポテンシャルは、約530PJ(原油換算1,400万キロリットル、全エネルギーの約2.5%)と試算され、さらに、資源作物のエネルギーポテンシャルは、約240PJ(原油換算620万キロリットル)と試算されており、国産バイオ燃料の大幅な生産拡大を図るためのポテンシャルは十分にあると考えられます。
 
 
では、どういったものが利用され、ポテンシャルとしてあるのでしょうか?
  
① 廃棄物系バイオマス
 家畜排せつ物 約8,700万t 堆肥への利用 約90% 
                   未利用  約10%
 下水汚泥   約7,500万t 建築資材・堆肥等への利用 約70%
                  未利用  約30%
 黒液     約7,000万t エネルギーへの利用約100%

 廃棄紙    約3,700万t 素材原料、エネルギー等への利用 約60%
                  未利用  約40% 
 食品廃棄物  約2,000万t 肥飼料等への利用 約20%
                   未利用  約80%
 製材工場等残材  約430万t 製紙原料・エネルギー等への利用約95%
                    未利用  約5%
 建設発生木材  約470万t 製紙原料、家畜敷料等への利用 約70%
                   未利用  約30%

② 未利用バイオマス
 農作物非食用部 約1,400万t 堆肥、飼料、家畜敷料等への利用約30%
                     未利用  約70%
 林地残材    約340万t 製紙原料等への利用約2%
                  ほとんど未利用 
 


 
 
エネルギーを始め、思ったよりも、様々の用途として、利用されていることがわかります。
 
一方で、食品廃棄物や林地残材等、未利用(再利用されていない)が大きいものも目に付きます。
 
上記の食品廃棄物といえば、家畜の餌を思い浮かべますが、最近の食品廃棄物は不純物が含まれており、餌、堆肥としても使いにくいという話もあるようです。またそもそも食べられるものをムダに捨てているというライフスタイル自体にも問題があり、廃棄量自体を減らしていくことの方が重要になってくると思います。
 
今回は、バイオマスの利用状況の概況を紹介しましたが、次回から、産業別に廃棄物等の発生状況とその具体的な利用状況等について、もう少し詳細に、追求していきたいと思います。
 
 

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comments

結局、廃棄物が多いんですね。
ほんとに製材工場発生材95%とか、建設発生材70%とか使われているんでしょうか?
今後の展開を期待します。

  • hihi 2009年12月26日 21:31

>食品廃棄物 2000万トン 80%未利用
>林地残材 340万トン ほとんど未利用!

数字を見るとぞっとします。
いったい日本は何をやっているのか?
事業仕分けとかで仕事した気になっている場合じゃないですよね。

  • finalcut 2009年12月26日 22:55

食品廃棄物2000万トンというのはすごいですね。
何時でも何処でもコンビニに弁当が並んでいる暮らしはこういう無駄の上にのっかって成立している訳ですね。

  • kz2022 2009年12月29日 18:35
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