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2008年12月04日

『水資源』の危機!!どうする?コラムその4~古代から続く乾燥地の灌漑施設~

mizu12_21b.jpgこれまでのシリーズでも見てきたように、灌漑(各種の施設・機器を用いて耕地に水を供給すること)による農地の生産性向上が果たす役割は非常に大きい一方で、不適切な灌漑や過剰仕様は危機的な状況も生み出します。 m002


灌漑は、古くはエジプトやメソポタミヤで紀元前3500年頃から行なわれています。 m146 因みに何れも川の氾濫を利用した灌漑ですが、エジプトと異なり溜池や水路で農業基盤を整備したメソポタミヤではそれが騒乱 m252 のたびに収奪の対象となり、管理の悪さから塩類集積による生産力低下で衰退を招いています。 m002 m097


今回は水資源の乏しい環境の中で多く用いられ、現在でも一部は3000年以上も前のものが使われている灌漑施設を紹介します。「カナート」という地下水道で、カナート(ギリシャ・ペルシャ・アラビア)、カレーズ(アフガニスタン・パキスタン)、フォガラ(アルジェリア・ナイジェリア)、フォラジ(オマーン)、レッタラ(モロッコ・チュニジア)、坎児井(カンアルチン/中国・中央アジア)など、呼び名は変わりますが、中東を中心に世界各地で取られている取水方法で、日本語では「横井戸式地下水灌漑体系」。日本にも、三重県の鈴鹿山麓に「マンボ」と呼ばれるものがあるそうです。


写真:ミツカン水の文化センターから引用


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2008年11月16日

『水資源』の危機!!どうする?コラムその3~共認で成り立つ水利用:岐阜県郡上八幡の水船~

こんにちは、かっし~です m233

m240 『水資源』の危機シリーズ m240 楽しんで頂けましたでしょうか m052

今日は、人々の共認によって、自然の循環の中で今も水が大切に利用されている、日本のある街をご紹介です Very Happy


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2008年11月14日

水資源の危機!!どうする?水のコラム2 ローマ水道

水の消費量が増え、節水が叫ばれている現在ですが、過去に今より大量に水を使っていた都市があります m051
それは、約2300年前、世界で初めて水道を作った古代ローマです m261

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2008年11月10日

『水資源』の危機!!どうする?⑮:4.どうする?(可能性の基盤は?)~2

前回の続きです m004

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4)市場至上主義の国際資本戦略にどのように対抗するか?                                     


市場の背後に存在する国際資本家は、金融システム・生存に不可欠な物資の独占を力の基盤としている。ただし、先進国では共認原理の時代に移行している。市場拡大戦略において、彼らはマスコミによる情報操作と世論支配とで人々の意識を操作し、共認支配を行なうことを最先端の武器としている。


様々な分野に圧倒的な影響力を有している国際資本だが、国であれ、企業であれ本来夫々に独立した集団であり、直接支配は不可能で、彼らの価値観に同調することがなければ完全支配はできない。


国際資本による支配に対抗する戦いは、人々が「市場拡大絶対」の支配観念を脱することが出来るか否か、に掛かっている。それはマスコミを用いた彼らの発信内容に対し、大多数の人々の意識から成る社会共認の中身をどう形成するか、という共認闘争である。

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2008年10月15日

『水資源』の危機!!どうする?⑬:3.水資源危機の原因は?2)市場第一の国際資本(グローバル企業)の戦略~世界支配の黒幕は?~

 今回も 『水資源』の危機!!どうする?⑫:3.水資源危機の原因は?2)市場第一の国際資本(グローバル企業)の戦略~急成長している水市場~に引き続き、水道事業とその背後関係について調べてみたい。


『世界の〈水道民営化〉の実態: 新たな公共水道をめざして』
より借用

 水道民営化の時代であったともいえる90年代を経て世界各地で多くの水道民営化事業が推進された。しかし、水道というインフラ事業には多額の資金が必要となる。ここで、国際金融機関(世界銀行、IMF等)の協力が不可欠となってくる。ちなみに、世界銀行は1990~2002年の間に200億ドル、276件の水供給ローン案件を融資。その30%に水道民営化を義務付けており、その大半が1997年~2002年の間に集中している。では、その世界銀行が行なってきたこととは?

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2008年10月09日

『水資源』の危機!!どうする?⑫:3.水資源危機の原因は?2)市場第一の国際資本(グローバル企業)の戦略~急成長している水市場~

 前回の内容を振り返ると、『水資源』の危機の根本原因は、


◆大衆の快美欠乏(快適さや利便性の追求)が市場拡大の原動力
◆必要以上に工業生産を拡大→都市化、人口増加、農業生産の拡大
◆「水消費量の急増」「淡水の汚染」「水の循環系の破壊」という深刻な事態

 であり、これを加速したのは中世以降の市場拡大を目的とした西欧列強による侵略戦争(略奪と騙し)に起因している。そして、現代でも市場拡大第一の国際資本(グローバル企業)がこの路線を引き継いでいるのだ。
 『水資源』の危機さえも、国際資本(グローバル企業)はエネルギー、食糧に引き続いて「水は21世紀の石油」と位置づけ、支配戦略を着々とすすめている。今回はその実態に迫ってみたい。



資源としての「水」問題より借用)

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2008年09月25日

『水資源』の危機!!どうする?⑪:3.水資源危機の原因は?1)豊かな生活→市場拡大第一

これまでのシリーズから、

■工業生産の拡大

■農業生産の拡大

■人口増加

■都市化

が、水資源の危機の直接的な要因として挙げることができますが、これらは全て『市場拡大』とつながっている問題です。

そこで、 「何で市場が拡大していったのか?」そして、 「市場拡大とこれらの関係はどうなっているのか?」を歴史を遡って考えてみたいと思います。


【現代の「水資源の危機」に関連する年表】

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2008年09月15日

『水資源』の危機!!どうする?-⑨:2.水資源の危機とは 4)このままだと、今後どうなる?:肉体破壊を引き起こす

私達人間を含め、全ての生物は水無しでは生きられない。
その水(淡水)が汚染されるということは、生命の危機に直結する問題となる。

事実、水質汚染の実態は、『水資源』の危機!!どうする?-③:2.水資源の危機とは 2)水資源(淡水)の汚染でも述べた通りの、想像以上の深刻な事態を迎えている。


これらの汚染による影響は、日本では、1950~60年代に、メチル水銀汚染による水俣病・新潟水俣病、大正時代~1950年代に多発した、カドミウム汚染によるイタイイタイ病などが有名である。
このように、急激な汚染によるものならば、原因となっているところを正せばよいので、防ぐことが可能性である。


しかし、さらに深刻で、今最も危惧すべき問題は、日々の生活の中で、私達の体内に人工物質が徐々に蓄積していくことにより引き起こされるガンなどの肉体破壊の問題である。

水汚染の問題は、誰の身にも起こりうる問題です。

ぜひ一緒に考えていきましょう!!

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2008年09月14日

『水資源』の危機!!どうする?-⑧:2.水資源の危機とは 4)このままだと、今後どうなる?:産業全般がストップ→世界経済の破綻を招く

水資源の危機がもたらす影響は、農業だけではない。私たちの生活全般に影響を及ぼす事となる。


m122 産業全般に影響している

農業用水の次に多い使用量が多い工業用水(全体の2割)についてはどうだろうか?


国土交通省土地・水資源局水資源部より-日本の工業用水使用量の推移-

実は、日本に置いては、工業用水は1980年以降ほぼ横ばいの状態が現在まで続いている。
これは日本の利用箇所が主に、製品処理・洗浄用、ボイラー用、冷却用などであり、使い捨てではなく、リサイクルが進んでいるからである。新たに河川から補給する量は、1973年をピークに緩やかに下降し、その代わり回収率が実に8割近くに達している。
この状態ならば、水資源が減少しても、農業ほどに大きなダメージはないようにも見える。


しかし、どうだろう。世界の水使用量(『水資源』の危機!!どうする?-③:2.水資源の危機とは 1)世界の水消費量の急増参照) を見れば、工業用水も右肩上がりに増えていっている。これはなぜだろうか?

引き続き、応援よろしくお願いします。

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2008年09月11日

『水資源』の危機!!どうする?-⑦:2.水資源の危機とは 4)このままだと、今後どうなる?:食料危機に直結している

そもそも、水資源というものは、自然循環の中では、偏在性を有するということが前提であった。だから、本来ならば、地球上のある地域で地下水が枯渇したり、河川が汚染されても、それはその地域のみにのことであって、全世界的に影響を及ぼすには至らなかった。


しかし、現代はどうか?エネルギー・食糧・工業品などを、各国が分業を行う市場のグローバル化に伴い、海外に依存を強める中で、水資源は、自然循環の枠から外れた、新しい偏在性を有するようになった。つまり、これまで述べてきた水資源の悪化が、地域を飛び越え、全世界に影響しうるということになる。
 その影響が、私たちにとって、どのような危機をもたらすのだろうか?


水資源の危機シリーズも、いよいよ前半のラストです。ぜひ応援お願いします。


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2008年09月07日

『水資源』の危機!!どうする?-⑤:2.水資源の危機とは 3)水資源(淡水)の減少:保水機能の低下による自然の水循環の破壊

07a_0009.jpg
これまでのシリーズで見てきたように、我々は自然の循環再生を上回る淡水を消費し、汚染によって利用可能な水を減少させ、更に状況を逼迫させてきました。 m002

加えて、森林破壊や水資源開発これまで適応してきた自然の水循環を破壊することが、一部の市場活動に寄与する一方、広い範囲の水資源不足を生んでいます。

今回は、自然の水循環の破壊を「保水機能の低下による自然の水循環の破壊」「貯水による自然の水循環の破壊」に分けて見ていきます。 m190

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■自然の水循環の破壊による水資源(淡水)の減少

 我々が利用できる淡水は自然の水循環による毎年の陸地への降水が陸上で蒸発、或いは海へ流出するまでの量と、取水可能な帯水層の地下水に限られている。


陸地への降水は取水しやすい河川や湖沼を満たすほか、地中の緩やかな循環によって湿地や地下帯水層を満たし、土の保水力によって植生を育み、各地の水循環系に応じて様々な生物が生命活動を営んでいる。     
                                                       写真:Osiris Expressから引用

しかし、人為的な淡水の過剰取水、森林破壊による農耕・放牧地の拡大、過剰な水消費を補う為の水資源開発などによって自然の水循環が破壊されてきた。結果として起きている、土地の保水力低下による砂漠化や気候変動、水資源の偏在化の加速が、各地に水資源不足をもたらしている。


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2008年08月30日

『水資源』の危機!!どうする?-④:2.水資源の危機とは 2)水資源(淡水)の汚染

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WHOによると、安全な水を飲めない人の数は世界で11億人以上いるとされています。
これは世界人口のおよそ1/6にあたります Surprised

ネットで「水汚染」を検索すると、衝撃的な画像や動画がたくさん出てきます。
特に、中国は赤く染まった黄河だったり、
000874ac395308586e5110.jpg
『北京週報』より

大量の魚が浮かんでいたり m252   %E5%AE%98%E6%A9%8B%E6%B9%96.jpg
『看中国』より

中国では、この30年ほど猛烈な勢いで工業化が進んでいます。
それに伴う中国の水汚染,健康被害は、日本の高度成長期の比ではないようです。
ここでは、中国に焦点を当てて、水汚染の実態を見ていきます m260



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